2017年秋北海道旅行 気をつけたことその2「エキノコックス」
北海道旅行注意したことシリーズ第2弾。
「エキノコックス」です。
《素人が寄せ集めた知識であり、正確性は保証できません。
詳しくは、公的なホームページが沢山あるので、そちらを見てください!》
なんとなく、名前は知っている人も多いと思います。
最近では愛知県で発見されたと話題になってました。
「エキノコックス」は、主に野生のキツネに生息する寄生虫です。
キツネの腸内に生息していますが、キツネに対して害はありません。
ただし、感染すると大量の卵を排泄します。
これを人間が誤って経口摂取してしまうと、
数年〜数十年に渡って人間の体内で増え、害をもたらします。
主に、肝臓で増え、進行すると全身に転移します。
脳に転移することもあります。脳で寄生虫増えるって。。怖い。
感染した場合の根治療法は、患部の除去のみ、つまり手術です。
放置した場合、自然治癒の可能性は低く、ほぼ亡くなってしまうとのこと。
発見が遅れて切除不能になった場合も、予後は悪いらしいです。
キツネだけではなく、犬も感染源になります。
犬もキツネ同様に、感染しても犬自身には影響が少なく、基本は症状が表れません。
駆虫薬はあるので、予防的な投与で卵の排泄を防ぐことが出来ます。
元々日本にいなかった寄生虫で、20世紀に北海道に入ってきました。
北海道以外の県でもたまに報告されるらしいですが、北海道での患者数が圧倒的に多いです。
一般人の出来る対策ですが、
・手洗い
エキノコックスはアルコール等の消毒薬には強いとのデータがあり、アルコール消毒より、食事前の手洗いをしっかりするのが大事です。
・加熱
エキノコックスは熱に弱いので加熱で排除できます。
ので、汚染されたかも、と思ったらまずは加熱!です。
井戸水・沢水・山菜も汚染されている可能性があるので、十分な加熱消毒が無難です。
・キツネに近寄らない
野生のキツネ、めっちゃ可愛いとは思いますが、
車の中から眺めるぐらいにして、撫でにいくのは避けた方がいいです。
野良犬も感染している可能性があるので気をつけて下さい。
国内では毎年10人〜20人の新規罹患者がいらっしゃいます。
北海道に長年住んでいる方も多い中で、短期の旅行者がそこまで心配すべき確率ではないかもしれません。
エキノコックス自体も、早期に発見できたら、患部を取ることで予後は悪くない病気です。北海道では、検診がしっかりしており、血液検査で感染の有無を簡易に調べることができます。
ただ、本州に住んでると、検査機関がほぼ無いんです。
病院で採血してもらって、北海道に送付の手段はあるんですが、
肝臓に異常が出て、ぐらいじゃないと中々そこまで出来ない。。
旅行者は初期診断の可能性が低いので、より気をつけようと思ってました。
↓以下、参考にしたサイトです。
青字をクリックすると、飛べます。
北海道保健福祉部
エキノコックス症の知識と予防 | 保健福祉部健康安全局地域保健課
北海道釧路市
この感染症については、宿を探している時に、たまたま宿のホームページで見ました。
犬宿泊可の宿だったので、犬を連れてくる人への注意としてエキノコックスのことが書かれていて、そこで初めて知りました。
今までも北海道行ったことありますが、聞いたことがなかったです。
自分みたいに知らないで旅行に行った人もいるんじゃないでしょうか。
基本の対策は手洗いなので、少しの注意で予防できます。
知らないより知ってた方が絶対良い、との思いで書きました。
ただ、再度ですが、
《素人が寄せ集めた知識であり、正確性は保証できません。
詳しくは、公的なホームページが沢山あるので、そちらを見てください!》
病気のことなので、詳細はきちんとしたサイトで確認して頂けたらと思います。
ここでは、こんな感染症あるんだ!ってことを知ってもらえたら嬉しいです。